奥深い背景。 [本のお話]
いもぞんは最近、こんな本を読みました。
これは、いくつかの絵画について、実はこんなに怖い絵なんですよ、って解説してくれてるモノです。
ただ、怖いとヒトコトで言っても、ぞくぞくっとするような怖さとはちょっと違います。
ひとつの絵画をみても、その時代背景や、描いた画家さんの人生、実際に描かれたときの状況など、どれも奥深い意味がこめられていて、それをわかった上であらためてその絵を見てみると、見え方は全然違ってくるし、絶対に素通りはできなくなります。
絵に描かれているお花だったり動物だったりが、何かの象徴であったり。
そしてそれが、実は国によっていい意味だったり悪い意味だったり。
一見優雅に見える絵も、実はすごいどろどろした背景があったり。
堂々とした歴史上人物の肖像画も、その背景にはぞっとするような出来事があったり。
絵画などの美術作品は、特に昔の作品はやっぱり、宗教が絡んできます。
いもぞん、宗教ってとても難しくて、美術作品もやっぱり難しいなって思っちゃってました。
そして、こういう美術作品について書かれた書物は、専門用語も出てくるし、「〜イズム」みたいなコトバもたくさん出てくるし、宗教も大切だし、やっぱり理解するのは大変なイメージがあります。
でも、この本は、そういう難しい言い回しは全然なくて、とても自然に近い解説がされてます。
とにかくわかりやすくて、す〜っと中に入っていける感じです。
それでいて、内容は奥深くて、すごくおもしろくて。
この本、第2弾もあります。
そのうちまた、借りて読んでみたいと思います。
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