高野山・ハウステンボス4日間の旅、初日。
飛行機が始発だったので、朝3時15分に起きて、5時25分におうちを出て、近所の空港バスのバス停から新千歳空港へ向かいました。
この日の札幌の朝は、お天気は良かったけれど、ちょっぴり肌寒くて、半袖一枚じゃとても無理!って感じでした。
そう言っていられるのも今のうち…これからあえて、暑いところに飛び込んで行くいもぞん達。
バスは順調に進んで、定刻に新千歳空港に着きました。
新千歳空港はリニューアルしたばかりで、バスが到着した場所も見たことのない場所で、建物の中に入るとできたての新しい匂いがしました。
中に入って、まずは荷物を預けるところに行って、荷物を大阪のホテルに直接送ってもらう手続きをしました。
送り状に必要事項を記入して、あとは預かり所で送り状と一緒に荷物を渡せばOKです。
それにしても、土曜日の朝って空港は結構混雑するんですね。
いもぞん、平日の朝に空港を使うことが多いので、思ったより混んでてびっくりしました。
預かり所でずいぶん並んだので、思ったより時間が経っちゃって…。
とりあえず、搭乗口に行っちゃおうということになって、手荷物の検査を受けて中へ。
飛行機の中で食べる朝食もここで買いました。
キャンディくらい何か欲しいねってことで買いに行ったら、のど飴みたいなのしかなくて、結局買ったのは北海道限定の「ぷっちょ」と、「熊出没注意」って書かれたキャラメル…まぁ、普段は滅多に買えないものなので、いっかな。
そうこうしてるうちにもう、搭乗時間になっちゃいました。
イスに座って一息つく、なんていうヒマも全然ありませんでした。
別にせかせか動いていたわけじゃないから、時間に余裕はあったものの、思ったよりも足りなくてびっくりでした。
さぁ、飛行機に搭乗です。
この日はホントにお天気が良くて、飛行機の窓から見る景色がとてもキレイで楽しかったです。
青森県のカマ〜。
下北半島です。
地図のまんまの地形がはっきりわかります。
秋田県の男鹿半島。
とってもキレイでした。
あと、写真には写せなかったけれど、佐渡島の一部とか能登半島の一部とか、どれもはっきり見えて楽しかった〜。
こういう景色を見ながら、空港で買った朝食を食べました。
以前も食べたことがあるサンドイッチ。
左から、ポテト、サーモン、かぼちゃ、ハムチーズ、たまご。
特にサーモンとかぼちゃは普段あまりお目にかかれないし、とてもおいしいです。
そうこうしてるうちに、遠くのほうに不思議な景色が。
いもぞん達の飛行機は日本海側の上空を飛んでいたのですが、太平洋側上空が何ともあやしい雲…。
ぽこぽこと立ってる雲。
それがず〜っと先…西日本方面までずっと伸びてるんです。
ちょうどあのころ、雨を降らせる前線が天気図に載ってたはず…ちょうどこの、ぽこぽこ立った雲と同じ箇所に。
見たことのない雲だったので、あまりにおもしろくて、たくさん撮っちゃいました。
関西に近づき、高度が下がってきたころの景色はこんな感じ。
飛行機の真上は低く垂れ込めた真っ黒い雲。
その先は晴れてるけれど、すぐ下にはぽこぽこ雲。
でも、飛行機の真下はわりと晴れてて。
この日の飛行機は、外を見ていて一度も飽きることなく、あっという間な時間を過ごすことができました。
無事に関西空港に着いて、飛行機から一歩出た途端、「うっ暑い」
まぁ、予想してたので驚きはしなかったけれど、それでもやっぱり暑かった…。
関空に着いてまず、南海電車の乗り場へ向かいました。
高野山までの特急券のクーポンはあったけれど、いもぞん達、あるものを購入。
スルッとKANSAI(詳細は→
コチラ)の南海コンパスカード。
スルッとKANSAIカードの南海電鉄バージョン。
このカードがあれば、関西のほとんどのバスや電車に乗ることができます。
駅ごとに切符を買う手間が省けるので、とっても便利。
そのあとすぐ、難波行きのラピートに乗るのにホームへ向かいました。
改札を通るとすぐ、とてもおもしろいものがありました。
どれも有名な絵画ですが、これ、何で作ってると思いますか?
すごいでしょ〜。
ちっちゃい切符をいっぱい貼り合わせて、こんなに立派な絵に仕上がっちゃってます。
↑モナリザのおてて。
そんなに目立つ場所じゃないところに展示してあるので素通りしちゃうかもしれませんが(実際、いもぞんは素通りしちゃってました)、改札を通ったらぜひ一度、いろんな方に見てもらいたいなって思いました。
さて。
いよいよ高野山に向かいます。
まずはラピートに乗りました。
窓が楕円形で、中も落ち着いた感じで、いもぞんの好きな車両です。
天下茶屋に到着、高野線に乗り換えます。
特急こうやがホームに入ってきました。
特急こうやは、高野山に向かっていくので、だんだん走ってるところがすごく高い位置になってきます。
おうちがずっと下に見下ろす感じになって、竹林の根っこが見えないくらい深い崖を横切って。
今までに見たことのないような光景で、すごく新鮮でした。
極楽橋に到着〜。
ここから高野山駅まではケーブルに乗り換えます。
これがケーブル。
わかるでしょうか。
ケーブルのホームも斜めなら、ケーブル自体も斜めになってるんです。
ホームは階段状になっていて、ケーブルの中も階段状になっていました。
中はこんな感じ。
まっすぐ立ってるけど、ケーブルはすごい急な角度の乗り物です。
それくらい、ケーブルはすごい急な斜面を登って行く乗り物なんだってことがわかります。
高野山駅に到着〜。
ケーブルからおりてくところ。
ホントにすごい乗り物でした。
無事に高野山に着きました。
そして早速、路線バスに乗ります。
ここで、さっき関空の南海電車のところで買ったスルッとKANSAIカードが役に立ちます。
乗る前にカード差し込み口にカードを入れて、降りるときにまたカードを入れればOK。
札幌のウィズユーカードと同じ感じです。
ただ、それが関西ほぼ全域(?)のバスや電車(会社問わず)で使えるのが嬉しいです。
高野山の中心部っぽいところでバスから降りて、お昼ご飯を食べました。
せっかくの高野山なんだからと、精進料理を。
もともと行ってみたいと思ってたところがあったのですが、案の定並んでいて、今からなら30分以上待たなきゃならない状態。
とりあえずそこを断念して、もうひとつ行ってみたかったところに行ってみたら、貸し切りで閉まってました。
仕方がないのでもう一度最初に行ったところに行って、30分くらい待つことにしました。
ちょうど中で座って待っていられたし、メニューを見ながらゆっくり待ってました。
場所は、花菱っていうお料理屋さんです(詳細は→
コチラ)。
あの金剛峯寺御用達のお料理屋さん。
待ってる間に、外は雨が降ってきました。
降ってきたなぁって思ったら、雨脚がどんどん強くなって、ゲリラ豪雨みたいになっちゃいました。
途中でいもぞんの大キライな雷さんもやってきて、「どっかぁん!」って。
今日はこのあと、旅のメインディッシュがあるというのに、大丈夫かなぁってすごく心配。
雨を心配しながら待っていると、思ったより早く席に案内されました。
いろんなメニューがあったけれど、いもぞんが頼んだのは三鈷膳という精進会席。
おっきななす田楽に、煮物やおひたし、ごま豆腐などなど。
食前酒はざくろ酒…でもざくろジュースにしてもらいました。
ざくろジュースは酢のような酸味があったけれど、すごく飲みやすかったです。
おひたしは柚子風味のさっぱりした味。
煮物は全体的に甘みがあって、すごくいい味でした。
ごま豆腐はすごく濃厚で、でもこちらも食べやすかった。
なす田楽…食べ応えがあって、味噌もいい味がしていて、なす田楽が大好きなので、大満足でした。
食後にはデザートもつきました。
上には甘い柿が乗っかってました。
舌触りは杏仁豆腐みたいな感じでしたが、独特の風味があって、こちらもすごくおいしかったです。
精進料理、大満足。
ホントはこのあと、観光をする予定でした。
金剛峯寺とか、少しなら見てまわれるかなって思ってたのに…。
ゲリラ豪雨〜〜。
お店を出るときもホントにひどくて、バケツをひっくり返したような雨。
観光どころじゃなくなっちゃいました。
とりあえずお土産屋さんに入りました。
雨宿りにもなるし、いろんなお土産が見れて良かったです。
観光客向けのお菓子とかグッズの他にも、数珠とか木魚とか、仏壇に置くいろんな小物もあって、ちょっとおもしろかったです(おもしろかった、って言い方も語弊がありますが…)。
外はすごい土砂降りだし、ライブは屋外だし、お土産を買ってもそのあといろいろ大変かなぁって、すごい悩みました。
でも、せっかく高野山に来たのに、お土産が何もないのも淋しくて、お菓子とごま豆腐を買っちゃいました。
お菓子は職場用にも買ったので、それなりにかさばっちゃったけれど、濡れないように袋に入れてしっかり口を結んで、さらに袋に入れて、とにかく濡れないように頑張りました。
そして、とにかく雨がすごかったので、きっとライブ中もお世話になるだろうってことで、お土産屋さんの中にあった休憩コーナーみたいなところでカッパを着こみました。
ライブが終わったあとはまっすぐ帰る予定だったので、夕飯をゆっくり食べる時間がないということで、コンビニで食べ物も調達。
そう、高野山にもコンビニはあるんですよね。
でも、みんな考えることが一緒なのか、おにぎりとかサンドイッチとかは売り切れてて皆無でした。
それでも、まだ少し菓子パン系が残ってたので、それをいくつか買いました。
そうこうしているうちに、いい感じに時間は過ぎていってて。
開場時間も迫っていたので、「もう現地に行っちゃおうか」ってことで、ライブ会場に向かうことにしました。
旅はまだまだ続きます(まだ初日)。
えへへ。
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