こんな本を読みました(^-^)。 [本のお話]
少し前になりますが、こんな本を読んでみました。
白いシャツに黒いパンツにメガネという、何ともさわやかな著者さん。
その雑誌をぱらぱらしてみると、いもぞんもよく知ってる商品のパッケージのデザインをされてた方でした。
で、いろいろ調べてみたら、職場で定期購読している別の雑誌にエッセイ(?)を掲載していたことがわかって。
バックナンバーが少しあったので、探して読んでみたら、それがすごくおもしろくて。
この本は、そのエッセイを集めたモノです。
デザイナー論っていうから、すごく難しいのかなと思いがちですが(そうでもないのかな?)、この本は専門用語的なものはほとんどでてこないし、日々の生活の中でこういうところをデザインに生かしてますよ、みたいなことが、すごく身近な切り口で書かれたもので、とても読みやすかったです。
そして何より、ココロがほっこりするんです。
著者さんご自身が描かれたというイラストもとても味があって、いもぞん好みだったし。
文章も、言い回しというのか何というのか、ホントに読み終わったときにココロがほっこり和みました。
そして、ひとつひとつのエッセイの最後に著者さんの作品の写真が載っていて、それがすごくいいんです。
おしゃれでさりげなくて、ちょっぴり遊び心があったりして。
こういう業界って全然わからないけれど、とても有名な方だったのですね。
ひとつ心残りなのは、去年、NHKの番組で取り上げられてたらしいのですが、知らなくて見てないということ。
ちょっと、見てみたかったな。
まったく知らなかった業界のことが身近に感じて、さらにデザインを考えてからモノとしてできあがっていくまでの間にいろんな過程があって、いろんなスペシャリストさんが携わっていて、いろんな国のいろんな考えの方々と作り上げていったりして、そういうのって想像すらしたことなかったので、ホントに興味深かったです。
この本は図書館から借りてきたのですが、自分で買っちゃおうかなって思ってマス。
自分のお部屋の本棚におさめておきたいな、って思わせてくれる1冊でした。
えへへ。
野球分析についての本を読みましたo(^-^)o♪ [本のお話]
先日、本屋さんに行って、欲しかった本が在庫なしだとわかってがっかりしてるときに、ふと目に入って買ってしまった本があります。
単に「日本ハム」っていう文字に興味を抱いてしまっただけなのですが…。
でも、読んでみると別の意味で興味深い内容でした。
日本ハムに学ぶ 勝てる組織づくりの教科書 (講談社プラスアルファ新書)
- 作者: 岡田 友輔
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: 新書
2011年シーズン前に発行されているので、内容的に一年古くなっちゃってる部分もちょっぴりありましたが、でもすごいおもしろかったです。
内容は、プロ野球の各チームの戦力を守備力や投手力、攻撃力として数値化して分析したものです。
守備力は、野手の守備範囲におけるアウト獲得などで、どれだけ失点を阻んだかを数値化。
投手力は、ピッチャーの三振や四死球、ゴロにフライなどから、どれだけ失点を阻んだかを数値化。
攻撃力は、アウトカウントやランナーの有無などの状況に対する単打とかホームランなどで、それだけ得点に貢献できたかを数値化。
それらを守備位置ごと、そしてチームごとに数値化して、分析したものです。
う〜ん…こんな説明でいいのかよくわからないけれど、とにかくすごく細かく分析していて、とてもおもしろかったです。
いろんな数式が出てくるのでちょっぴり混乱しそうにもなりましたが、きちんと理解しながら読めば大丈夫。
そしてそこから、どういったチームづくりをしていく必要があるのか、どこを伸ばしてどこを補強しなければいけないのか、などといったようなことが、資金面との兼ね合いも含めて書かれていて、おもしろかったです。
この本の帯には「ダルビッシュが抜けても、ファイターズは弱くならない!」って書いてありました。
持ってる戦力が安定してるとか、ドラフトなどで獲得した選手がチームづくりの特徴と合っているとか、そういうところからの判断のようです。
どうか帯のこのコトバが本当でありますように(>_<)。
あ。
新しいデータや分析、コラムはSMRベースボールLab(詳細は→コチラ)で見られるようです。
興味のある方はぜひ一度、ご覧になってみてくださいね。
こういう分析とかできたら、野球ももっと違う見方ができるだろうし、何よりもっともっと奥が深くて楽しいんだろうなって思ったいもぞんでした。
えへへ。
ハムの稲葉さん(*^。^*)。 [本のお話]
G.W.期間中、いもぞんはこんな本を読みました。
稲葉さんはいもぞん、ヤクルト時代から応援してます。
きっかけは…すっごくしょうもないです。
当時、B'zの稲葉さんが大好きだったいもぞん(今も好き〜)。
「稲葉さんと同じ名字の選手がいる!」
…きっかけなんて、そんなもんです。
そういうわけで稲葉さんに注目し始めたら、ちょうど活躍し始めて。
スポーツ新聞にもおっきく出たりして、親思いの優しい選手なんだなぁって。
まじめとか誠実とか、そういう内容で埋め尽くされた記事。
もう、どんどん好きになっちゃいました。
当時はパ・リーグはハム、セ・リーグはヤクルトを応援してました。
ちょうどヤクルトの黄金時代で、いっぱいいっぱい稲葉さんを応援してました。
…懐かしいな〜。
そんな稲葉さんが、まさかハムに来ることになるとは思ってもみなくって。
稲葉さんがプロ野球選手になる前から応援してたハム。
当時はファンも少なくてとっても地味だったハム。
そのハムが北海道に移転しただけでも感激してたのに。
そのハムに、ず〜っと応援してた稲葉さんが来てくれることになるなんて。
今、あらためてしみじみと、ホントに嬉しいです。
そんな稲葉さんが書いた本。
北海道大好きモード全開。
ハム大好きモード全開。
こんなこと書いてくれたら、北海道のファンにはたまりません。
そしてあらためて、北海道っていいなって思いました。
ハムっていいなって思いました。
そんなハムに、ずっと応援してた稲葉さんがいるなんて。
そして、大好きって言ってもらえるなんて。
いもぞんは今、「吉川く〜ん」とか「大野く〜ん」とか「乾く〜ん」とか言ってます。
でも稲葉さんは、いもぞんの一生の憧れの選手だと思います。
これからも、ケガなく元気に野球を続けていって欲しいです。
2000本安打、立ち会えたらいいな〜。
そして、稲葉さんが大好きと言ってくれた北海道。
これからもずっと、大好きって言ってもらえるような北海道であり続けますように。
北海道とハムと稲葉さん、大好きだよ〜o(⌒▽⌒)o。
えへへ。
ONE PIECE♪ [本のお話]
とにかくとっても人気の漫画『ONE PIECE』。
いもぞんも、職場の方から借りて以来、すっかりハマってしまいました。
いもぞんは涙もろいので、最初の5巻くらいまでですでにうるうる。
今出ている59巻までにいもぞん、何回泣いたことか。
ちょっぴり、欲しくなりました。
まわりからは「大人買いしないんですか」なんて言われて。
そうかと思うと「大人買いしちゃった〜」なんて言われて。
ますます欲しくなっちゃいました。
でも…59冊も入るスペースが、いもぞんのお部屋にはないんです。
何とか作りたい…そう思って、試行錯誤し始めました。
昨日、何となく、紀伊國屋書店のサイトに行ったら、ポイント2倍キャンペーンをやってました。
キャンペーン期間は…8月31日まで。
うわ〜、どうしよう〜。
すっごく悩みました。
すっごく悩んだけれど、サイトのネット購入を見たら、15冊くらいかな、在庫なしになっていて。
とりあえず、8月31日まではあと2日あるから、もう少し考えようと思って、昨日は保留しました。
今日はいもぞん、お仕事はお休みをいただいていたので、いもぞんお姉ちゃんと買い物に行ってきました。
買い物のあとに、紀伊國屋書店に行ってみました。
そして漫画コーナーに行って『ONE PIECE』をのぞいてみたら、33冊分しかなくて。
ここでもまた悩みました。
紀伊國屋書店の店舗で買うと、Edyが使えるのでANAのマイルが貯まります。
そしてさらに。
ANAでも、対象店舗に限っていっぱいマイルが貯まるキャンペーンをやっていて。
さらにさらに、ANAのモバイル有料会員なら、携帯のEdyを使ったらもっとマイルが貯まることになっていて。
紀伊國屋書店はその、対象店舗に入ってて。
そしてこのキャンペーンも…8月31日まで。
いもぞんお姉ちゃんが、とりあえず今ここにあるのだけでもEdyで買ったらだいぶ違うよ、と。
ANAのモバイル有料会員にはなってなかったけれど、携帯のEdyはいもぞん、普段もかなり利用しているので、会員登録をした方がお得だなと思って店内でしちゃいました。
そして、店内のチャージ機でいっぱいチャージして。
やってしまいました…
大人買い。
それも、33冊しか揃わないと思ってたら、漫画コーナーとは別に『ONE PIECE』コーナーがあって、品切れもあったけれど、一気に56冊ゲットすることができちゃいました。
うひょ〜。
そんなにたくさんは持ち運びできないので、送っていただくことに。
送り先は…いもぞんお姉ちゃんのおうち。
とにかく今、いもぞんのお部屋にはスペースはありません。
いもぞんお姉ちゃんのおうちに置かせてもらうことにしちゃいました。
いもぞんは一度、通して読んだことがあるので、この際、場所を提供してもらえるならば…。
先に開けて読んでもいいよ〜。
ってことになりました。
ここでの品切れの中に、何と1巻が入ってて、1巻がないことには「読んでもいいよ〜」とは言っても読めないので、別の本屋さんにも行ってみました。
そしたら、ちょっぴり小さめの本屋さんに、足りない3冊全部あって。
ついに59巻まで全部、揃っちゃいました。
こんな大人買い、初めてです。
さぁ、これからお部屋の片づけが待ってます。
この『ONE PIECE』を入れるスペースを作るためにも、頑張ってお部屋をキレイにしようとココロに誓ったいもぞんなのでした。
うひゃひゃ〜。
「面白くてよくわかる!」シリーズ。 [本のお話]
最近、いもぞんが何となく気になって読んでる本があります。
「面白くてよくわかる!」シリーズです。
アスペクトという出版社から発行されてる、主に心理学系の解説書。
「面白くてよくわかる!」というだけあって、ホントにおもしろくてわかりやすいです。
ただ文字がずらずら並んでるとか専門用語だらけだとか、そういうことはありません。
見開きで1つの話題が完結されてるような構成で、右ページに解説、左ページには解説をわかりやすく図解してます。
その図解がまた…いもぞん好みのイラストで。
もともと心理学には興味があったのですが、入門書みたいなのでなかなか「コレ!」というのが見つからなくて。
でも、このシリーズはホントにどんどん読み進められたし、難しさをそれほど感じませんでした。
もちろん、心理学ですから、内容的な難しさはありますが…。
読んだことのあるモノをちょっとオススメ。
面白いほどよくわかる!心理学―恋愛、ビジネス、心の病まで、すぐに役立つ大人の教科書
- 作者: 渋谷 昌三
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
面白くてよくわかる!恋愛心理学―心に隠された「恋愛の法則」が見えてくる大人の教科書
- 作者: 齊藤 勇
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: 単行本
面白くてよくわかる!ユング心理学―ユングの生い立ちから理論まで、すべてがわかる大人の教科書
- 作者: 福島 哲夫
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: 単行本
その他にも、臨床心理学とか犯罪心理学などもあるようです。
機会があったら読んでみたいなって思います。
えへへ。
おもしろいネーミング。 [本のお話]
いもぞんは仕事上、いろんな雑誌を扱う機会が多いのですが。
そんないろんな雑誌の中に、本の雑誌という雑誌があります。
「書評を中心に本と活字にまつわる様々な話題を扱った月刊誌」(by Wikipedia)で、本の雑誌社から出版されています。
この雑誌、普通の雑誌と同じように、2009年4月号(34巻4号通巻310号)というような巻号があるのですが、それ以外に独自に「○○号」と名前がついています。
それが、いもぞんにはすごくおもしろくて。
最新号が2009年4月号なのですが、それについた名前は…
膝小僧かさぶた号。
その他にも例えば…。
2008年8月号は油蝉ガムテープ号。
2008年9月号は吊し柿そろばん号。
2008年12月号は年越し蕎麦ためらい号。
(その他、バックナンバーは→コチラ)。
その季節に合った、何ともユーモアなネーミングが、ココロをほっこりさせてくれます。
それも、コトバのリズムもちょうど良くて。
必ずこのコトバを毎月考えてる方がいらっしゃるはず。
どんなふうに考えて、アイディアを出して、そのコトバに決まっていくのか。
その過程が、ちょっぴり興味深いです。
次はどんなコトバでその月を表してくれるでしょうか。
5月号、とても楽しみです。
教えられる側の意欲。 [本のお話]
先日、いもぞんはこんな本を読みました。
とてもおもしろかったです。
タイトルどおり、エースとはどんな選手をいうのか、ということも書いてありましたが、いもぞんがすごくおもしろかったのは、ノムさんのヤクルト監督時代と阪神監督時代のお話です。
いもぞんはハムを20年以上応援しているわけですが、セ・リーグではヤクルトファンでもあります。
特に優勝してた頃は、とってもヤクルトを応援してました。
なので、ノムさんのヤクルト監督時代は、いもぞんにとってはかなりヤクルトに関心がいってた頃だったりします。
本の詳しい内容はここでは書きませんが、モノゴト、どんなに教える人がすごくても、教えられる側がどんな気持ちでそれを吸収しようとしているか、どれほどの意欲を持って臨んでいるかで、結果は相当変わってくるものなんだなって、あらためて思っちゃいました。
教えられたことは何でも吸収して自分のモノにしていこう、っていう強い気持ちや、いろいろな目的意識を持ってる人に教えると、その人は必死でそれを聞こうとするし、練習したり勉強したり、とにかく頑張ると思います。
そういう姿を見れば、教える側ももっといろんなことを教えていくだろうし、そうしていくうちに信頼関係も生まれて、例え結果的に実力が発揮できなかったとしても、得るものは計り知れないんじゃないかなって思います。
でも、教えられる側がテキトーで、「あぁ、また何か言ってるよ」みたいな感じだったりすると、どんなに一生懸命教えても、吸収してくれるはずはなく、信頼関係は築けるわけもなく、結局何も得られないまま終わってしまう。
考え方は人それぞれなので、教える側と教えられる側の考え方が合ってないと、多少狂いも生じるかもしれないけれど、信頼関係があれば、お互い主張し合って、お互い相手の考えを尊重し合うこともできるかもしれません。
監督って、選手はもちろん、球団そのものとも信頼関係を築いて、それこそみんなで「チームのために」努力していくことをしないと、監督一人がどんなに優秀でも、うまく機能しないものなんだなって、あらためて思いました。
この本、他にも興味深いことがいろいろ書いてありました。
野球はやっぱり奥が深いなぁって、わくわくしちゃったいもぞんでした。
奥深い背景。 [本のお話]
いもぞんは最近、こんな本を読みました。
これは、いくつかの絵画について、実はこんなに怖い絵なんですよ、って解説してくれてるモノです。
ただ、怖いとヒトコトで言っても、ぞくぞくっとするような怖さとはちょっと違います。
ひとつの絵画をみても、その時代背景や、描いた画家さんの人生、実際に描かれたときの状況など、どれも奥深い意味がこめられていて、それをわかった上であらためてその絵を見てみると、見え方は全然違ってくるし、絶対に素通りはできなくなります。
絵に描かれているお花だったり動物だったりが、何かの象徴であったり。
そしてそれが、実は国によっていい意味だったり悪い意味だったり。
一見優雅に見える絵も、実はすごいどろどろした背景があったり。
堂々とした歴史上人物の肖像画も、その背景にはぞっとするような出来事があったり。
絵画などの美術作品は、特に昔の作品はやっぱり、宗教が絡んできます。
いもぞん、宗教ってとても難しくて、美術作品もやっぱり難しいなって思っちゃってました。
そして、こういう美術作品について書かれた書物は、専門用語も出てくるし、「〜イズム」みたいなコトバもたくさん出てくるし、宗教も大切だし、やっぱり理解するのは大変なイメージがあります。
でも、この本は、そういう難しい言い回しは全然なくて、とても自然に近い解説がされてます。
とにかくわかりやすくて、す〜っと中に入っていける感じです。
それでいて、内容は奥深くて、すごくおもしろくて。
この本、第2弾もあります。
そのうちまた、借りて読んでみたいと思います。
ずいぶん長く借りっぱなしですが…(^_^;)。 [本のお話]
いもぞんは今、こんな本を図書館から借りてます。
この「Q」のイラストがかわいくて、何となくページをぱらぱらめくってみたら、ちょっとおもしろそうだったので、借りてみました。
これは、心理的なモノが人間の行動にどう影響を与えているのか、いろいろな実験によって検証していってる、そんな感じの内容です(…たぶん)。
例えば、酒屋さんでお酒を買うのに、店内のBGMにロックをかけるのとクラシックをかけるのとでは、お客さんの酒屋さんでの滞在時間とか買うお酒の種類とかに変化があるのか、とか。
例えば、幼少期の写真にこっそり合成を加えて、その写真を本人に見せて当時の記憶を思い出してもらったとき、ホントはあり得ないはずの合成写真を見て、どう答えるか、とか。
例えば、笑顔でマンガを見た人と、しかめっ面でマンガを見た人とでは、マンガのおもしろさは変わるかどうか、とか。
いや、おもしろかったです。
いもぞんは心理学は興味はあるけれど、きちっと習ったこともないし、だから難しいコトバとか出てきたらちんぶんかんぷんだけれど、この本は専門的なことはほとんど出てこないし、でも純粋に「人の心っておもしろいな〜」なんて(あまりに単純だけれど)思えて、とても興味深く読むことができました。
で、この本…ずいぶん長い間借りっぱなしのいもぞんです…。
いや、でもきちんと貸出の延長もしてるし、返却期限が切れてるわけじゃないので。
興味深く読んではいても、何となくバタバタしてたり忙しかったり、せっかく借りたのにじっくり読む時間がなかったりして(←こういうの、「イイワケ」って言うんです…)。
でも、いい加減返さないと。
ちょっと反省モードのいもぞんでした。
野球の常識とジンクスの信憑性。 [本のお話]
先日、図書館でこんな本を借りました。
この本は、野球界では常識となってることや、ジンクスとなってることが、実際のところどうなのか、データを分析してその信憑性を問う、というような内容になってます。
例えば、左投手のときに代打で右打者が出てくることがあるけれど、左投手に左打者はホントにダメなのか、とか。
例えば、カウント0−3の直後の1球は見送る打者が多いけれど、打ってったらダメなのか、とか。
例えば、ホントに試合の流れっていうのはあるのか、先頭打者に四球を出したとき、ファインプレーをしたとき、チャンスに得点が入らなかったときなどに、流れはホントに変わるのか、とか。
例えば、前の試合で大量得点すると、次の試合はホントに打てなくなるのか、とか。
例えば、無死満塁は点数が入らないのはホントか、とか。
こういうのを、実際のプロ野球のある年の全試合のデータを細かく分析して、実際の傾向を解説してくれてます。
そして、なぜそういう常識やジンクスが生まれたかを論じてくれてます。
著者の方もおっしゃってるように、1年間のデータだけじゃわからないことや、ひとつの数字を見てもそれに至るまでの経過がわからないと判断しにくいことなどがありますが、目のつけどころはとてもおもしろかったです。
特に、前の試合の大量得点のあとは…とか、無死満塁のときの得点は…とか、とても興味がありますよね。
機会がありましたら、ぜひ一度、読んでみてくださいね。